Papa was a charan poran

Poetic running and something

はじめての狭山・境緑道、多摩湖、40km

11月5日(日) 晴れ 

今日は家族はみんな出かけた。

 

一人、残された洗濯物をサッサと済ませて、家出の計画をたてる〜(尾崎風)

 

私はこの連休にやってみたいことがあった。

 

一つは、多摩湖に行ってみたいということ。勿論、ランニングで。

 

家から多摩湖までは、最短距離で約13.8km。二子玉川に行くのと変わらないから、しんどいけど行って帰ってくるのは無理な距離ではない。

 

二つ目は、せっかく行ったんだから多摩湖の周りのランニング/サイクリングコースを走ってみたいということ。コースは以下。全週コースで11.825km。

http://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/34,68772,c,html/68772/20160314-131021.pdf

 

三つ目は、ついでに狭山・境緑道を走ってみたい。狭山・境緑道、別名グリーンロードは、武蔵境の北の五日市街道と井の頭通りの交差点から、狭山公園の入り口まで、ほぼま〜っすぐ続く、自転車歩行者専用道路だ。

東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線 - Wikipedia

musashinoparks.com

 

地図で見て、あまりにもまっすぐなので、さぞ走りやすいだろうなと思っていた。

 

実は、息子が先日自転車で多摩湖に行って来たと言っていて、ツール・ド・フランスさいたまなんとかのために来日していたフルームもお忍びで来たんだとか。

saitama-criterium.jp

 

そして、四つ目は、単に知らない街を走ってみたいということ。

 

しかし、緑道の全長は10kmぐらい。多摩湖を回って帰ってくると、40kmぐらいになってしまう。

 

体調は、昨日深酒をしてしまったので、二日酔いではないものの、なんかお腹が怪しい。とりあえず得意の正露丸を飲む。

 

行きと帰りのどちらかを、電車にしてしまうという案もある。西武多摩湖線とか、乗ったことないし。

 

気分としては、行きを走るほうがいいに違いない。走って、目的に着いたら達成感も得られる。

 

というわけで、ちょっとしんどそうだったので、恥ずかしいが走る格好で西部多摩川線にのり、武蔵境から走って緑道に入ることにした。

 

距離も長いので、それなりの準備が必要だ。

久しぶりにYURENIKUI PROの登場。中に入れるのは、左から、昨日友人がくれた横浜土産の月餅、みかん、タリーズの懸賞で当たった保温ボトル(中身は水道水)、塩羊羹、電解タブレット、もしものためのお守りとして、クレジットカードと現金2千円。知らない街で長距離を走るので、万が一怪我して歩けなくなった場合に、電車やバスやタクシーで帰ってこられるように。

 

全部入れたところ。上記のほかに、お腹を壊して緊急時トイレ、というか野○ソをするときのためのポケットティッシュ、家の鍵が入った。

 

実は、YURENIKUIをつけて走ると、シャツが少しずつ傷むのである。ウインドブレーカーとかの素材なら大丈夫だが、アウトラストのシャツはボロボロになりそうなのでやめた。

 

かといって、朝は少し風が寒かったので、ちょっと暑いかも知れないが、冷えるよりは良いだろうという判断で、おたふく手袋のボディータフネスの上に半袖Tシャツを着て、 

CW-Xのサポタイとランニング用短パン、今日は要らないかと思ったがキャップ(午後は暖かかったし汗止めになるのであってよかった)、それで上にユニクロのポケッタブルパーカを羽織って(電車に乗るので、なんとなく)、あとは、最近寒くてお腹が冷えるので、薄手のタオルをお腹に入れて(汗ふき兼用)いった。

 

武蔵境の北側、極度の方向音痴である私は、ここからして遠回りの道を行ってしまう。

 

緑道のスタート地点は境浄水場の北西側なのだが、東側からまわって北側(井の頭通り沿い)は既にランニングに最適な歩道になっている。

 

狭山・境緑道の入り口を入ったところ。ずっと先までまっすぐの道が見える。

 

ボディータフネスのおかげで暖かいので、ここからパーカーは脱いで腰に巻いて走る。

 

今日は天気も良いので、ランニング、走友会っぽい集団、ウォーキングのお年寄り、家族づれのサイクリング、色んな人がいるが、道は白線のある「走る人と自転車むけ」っぽいほうと、自由にウロウロできるほうが分かれていて、特にどっちを走れとは書いていないのだが、自然に棲み分けがされており、走りやすい。

 

ロードバイクで高速で走る人は殆どいない。ここをロードバイクで走る人は仕方なく(移動のために)走っている人ではないか、とは長男の弁。

 

名前は別名サイクリングロードなのだが、多摩サイのように危なくなく、ランナーは野川よりも本気で走っている人が多いという印象だ。

 

ただ、走り出してすぐ思ったが、ずっとまっすぐというのも、結構飽きるかも知れない。

 

あと、残念なことに信号が幾つかあり、押しボタン式だったり、そうでなかったりして、近い距離で連続で信号に捕まる場所がある。西武鉄道の駅の近くを通るところが多いため、車も多く、ランナーも多いので、信号をつけないと車の方が逆に困るのだろう。

 

こんな感じの陸橋で、交差点を越えていけるところもある。左の線路は多摩湖線か。

 

 

このあたりまで来ると、知らない街にきたなあという感じ。でもまだ東京都内で東村山市あたり。

 

空堀川

 

このあたり、退屈との戦い。もう目的地に着くことだけが生き甲斐。

 

まあ、10kmあまりなので大した距離ではないが、緩やかな上りだったので意外と体力を使って狭山公園に到着。

 

公園の中を覗いてみるが、ランニングコースは左へ続いているので、そのまま素通りして多摩湖の村山下ダム方面へ。ここから険しい上り坂とくねくね道になる。ここで、ポケッタブルパーカは完全にお役御免なので丸めて袋に入れ、YURENIKUIのパワーメッシュポケットにつっこむ。代わりに、みかんと月餅を手に持って走る。

 

左手にはみかん、右手には月餅。腹減った。

 

 

堤防上広場の入り口に到着。この右手にはトイレと水飲み場があり、少し手前には自動車駐車場がある。

 

  

おお!こんなにたくさんの水は久しぶりに見た。湖から吹く風が気持ちいい!

 

右側は狭山公園、向こうに見えるのは西武ゆうえんち

 

西側を見ると、向こうに西武ドームが見える。

 

寂しいことに、このへんには特に売店などもなく、一人で来ても何もすることもないので、ここで月餅とみかんを食べながらジョグし、そのまま多摩湖周回コースへ。

 

ネットで見たときは、狭いコースだな、自転車と干渉しないかな、と思っていたが、思ったよりは余裕があり、またロードバイクで飛ばしている人も、多摩サイほど多くない。

 

あと、思ったより湖が見えないwwひたすら森の中の道路という感じ。

 

しばらくいくと、ドームが見えた。右手に小さい電車が見えたのだが、球場に向かう西武レオライナーらしい。

 

 

ドームを過ぎて、少し紅葉が見えた。

 

 

半周コースの上を陸橋で渡っていくとき、湖が見える。

 

このあとは、ひたすら山道。上り下りがあり、府中の平坦な道よりは足に来る。途中、ちょっと膝が痛くなりそうだったが、姿勢に気をつけて、骨盤を立てるように気をつけて、ときどき横向きにスキップしたりして、なんとか持ちこたえる。

 

 

かしま橋。この手前に休憩所(といってもベンチや東屋があるだけだが)があり、ウォーキングの家族連れが休憩していた。

 

この橋の途中に9kmの標識。あと少しのようで、ここからがきつい。境からスタートして、20kmぐらいということになる。

 

まず、股関節が痛い。筋肉痛の痛さ。そりゃそうだ。何万回という足の上げ下げである。あとでGoogle Fitを見たら、今日のトータル歩数は40,155歩だった。

 

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それにつられて、太ももが痛い。

 

それから、足の裏が痛い。関節を痛めた訳ではないが、単にずっと歩き続けたときのあの痛さ。それから、かかとも痛い。これは関節を痛めるかも知れない。

 

地図では分からなかったが、多摩湖の南西側の道は、ホテル街なのである。連れ込みホテル、というか車で来る人が殆どだろうが、ランニングの途中でナンパしてこんなところに入る人もいるかも知れない。いねーよ。もう頭がもうろうとして、正しい判断ができないw

 

元の堤防上広場の入り口についたときは、もうヘトヘト。とりあえず、休憩して売店かなんかで食べたいとか思い、一度計測を停止した。どうやって帰るか、多摩湖線にのるか、それから考えよう、と。しかし、トイレに行って、水飲み場で水を飲んだら、なんかそれも違う、とか思い、すぐまた計測を再開して、狭山・境緑道を走って帰ることにした。

 

もっと公園を見たかったという、後ろ髪引かれる思いと、一人であそこにいてもね〜、という、なんか家族をほっぽらかしてこんなところを走りに来た後ろめたさと、もう多分疲れて何も考えられないので、一度休憩してしまうと体が冷えてもう走れなくなる、とか強迫観念もあり、走るしか思い浮かばなかった。

 

このときまだ、どこか途中の駅で多摩湖線にのろうかな、とか、楽をしたい気持ちがあったのだが・・・

 

 

結局、カバさんのところ(新小金井街道と交差するところ)まで戻ってきて、

 

 

あとは、小金井街道から南下して、小金井公園の中を突っ切って、東大通り(247号線)へ。もう最短距離で帰ることしか考えていないww 

 

心肺の持久力はまだなんとかなりそうだが、足の筋肉痛が酷くて、ときどき歩く。

 

しかし、このとき、頭にあったのは、もしかしたらフルマラソンの距離を走れるかもしれないということだった。多摩湖を走った後、数分間計測を止めたものの、そのほかは、信号待ち、トイレ、給水、コンビニも全て計測時間に入っている。自分がサブいくつなのか、大体の目安が分かるだろう。

 

しかし、最短距離を選んだのが裏目に出たのか、家まで走ってもフルマラソンにはちょっと足りないということが分かってきた。気力的にも、足が痛くてもう今すぐにも休みたい気分なので、回り道をしてまで42kmを走るのは無理。とりあえず、自宅に着くちょっと前に達成できるであろう40kmを目指して走る。

 

そして、多磨墓地の中でフィニッシュ。

 

 

42kmは走れなかったが、ちょっとした達成感を味わえた。フルマラソンサブフォーがぎりぎり狙えるかというレベル。私も大したことないね。

 

しかし筋肉痛以外は怪我も体調不良もなく、走り切れてよかった。ありがとう!!正露丸!!

 

今日は天気が良かった。15時頃でポカポカしているので、日なたのベンチの上に寝転んでしばし休憩。もう歩ける気がしない。

 

さあ、帰ってウェア類の洗濯をしないと。洗濯に始まり、洗濯に終わる一日であった。■