冬将軍が来る前に、秋の野川を爛々ランですわ(なんじゃそりゃ)
11月18日(土)曇り 午後一時雨
15時頃に走りたかったが、今日は雨が降るとのことなので、昼飯前の1時間ほどを利用して、ペース走。1時間あれば、10kmぐらいは走れるか?
走り初めは、少し手が冷たいが、まだ手袋は要らないぐらいだった。Yahoo!天気によれば、気温は13度ぐらい。前回のように長袖のアウトラストTシャツの上にユニクロのポケッタブルパーカーを着ていった。
多磨墓地の中の紅葉が色づいている。
野川(武蔵野公園バーベキュー広場近く)もなかなかの風景で、よく写真を撮っている人がいる。
川沿いを南下して、中途半端な時間だったので、走っている人もあまりいなかったが、秋だからマラソン大会に出ている人も多いのだろうか。
ユニクロのポケッタブルパーカー(昨年モデル)は、とても薄くて防風性も低いので普段着にはあまり意味がないのだが、走るときは温度調節に丁度良い。脱いで腰に巻いたり、袋に入れればYURENIKUIにもしまえる。
今日はペース走のつもりで、信号にひっかかりたくなかったので、ところどころ野川の土手を走った。橋の下を通れば、信号を待たずに済む箇所が多い。
雨が少しぱらついてきたので、適当なところで折り返したが、ちょっと時間オーバーになった。
5日ぶりのランだったが、しっかりご飯を食べてカーボローディングしたからか、前半は足が軽く、全然エネルギーを使わずに走れる感じがした。後半は少しバテて、サブ3.5ペースを守ることができなかったが。あと、5日ぶりに走ったからか、左の膝がちょっと痛くなりそうな感じがあったのと、乳首が擦れて痛くなった。
でも走れて良かった。今週は走る気がしない日が続いていたのだが、今日は衛星放送のグレートレース(マダガスカルのやつ。再放送)を観て、井土真希さんが、楽しいから走ると言っていたのが刺激になったのかも知れない。今日は何を食べるとか、今日は誰と会うとか、そういったどうでもいい決断を迫られる生活やしがらみから解放されて、ただ走る、走るために食べる、休むというひととき。
自分としては、このところ、仕事や研究と結びつかないランニングに時間を費やすことに対して、何か罪悪感のようなもやもやしたものがあった。が、今は頭を空っぽにして精神バランスを保つために、走ることが必要なのかもしれない。
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夜、くりいむしちゅうと堺正章が出る番組で、例の坂本雄次さんが出てきて、宮川一朗太さんのランニングフォームチェックをしていたのだが、時流とは正反対に、深い前傾姿勢を否定し、堂々とかかと着地を肯定する、しかし経験に裏付けられているであろうアドバイスには、すがすがしいものを感じた。
もちろん、それが正しいとか間違っているとかいうつもりはない。中野ジェームズ修一さんの本でも、普通はかかとから着地するものだということが書いてあったように思うが、要するに、人間というものは、野生動物のように画一的ではなく、同じ種族でも骨格や生活様式がバラエティに富んでいるので、その人にはその人の目的や種目に合った走り方しかないと思うしかない。
かかと着地vsつま先(orミッドフット)着地、厚底シューズvs薄底シューズ、最新シューズvs裸足(orベアフットライクシューズ)といった二項対立で物事を語ることは、不毛な議論に終わるしかない。そんなことは人文学者には分かりきったことである(と思いたい)。しかし、世の中の多くのことは、こうした二項対立によって捌かれ、片付けられていくのが現実。人気ドラマ『陸王』は娘と楽しく観ているが、こうしたドラマの面白さ(ドラマトゥルギー)は、こうした二項対立構造(勧善懲悪)に裏付けられているということは、意識しておかないといけない。
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ところで、ドラマ『陸王』と言えば、ミズノのシューズが普通に、普通の市販のシューズとして出てくる。こはぜ屋の陸王とミズノのシューズは関係ないが、悪しき営利シューズメーカー「アトランティス」とは違うものですよ、うちは無関係ですよ、という主張のために、敢えて露出するミズノの戦略なのだろうか?
アトランティスのシューズ「R II」のデザインが、だんだんアシックスに見えてきた・・・術中にはまってる?■