Papa was a charan poran

Poetic running and something

旅ラン奈良編(1)

3月17日(日) 晴れ〜雨〜晴れ

昨日の朝、東京を出て奈良に来た。1日目のセミナーも無事終わり、懇親会。

 

次の朝走るつもりだったので、二次会にはいかずにホテルに戻る途中でラーメン。

 

このところずっとそうだが、起きていても寝落ちしてしまうので、目覚ましを5時半にセットして寝た。

 

朝、着替えも適当に、フロントに鍵を預けて走りに行った。あたりは薄明るい。

 

 

初めての奈良ランで気分が上がる。そもそも奈良に来ること自体、小学校の修学旅行以来である。おぼろげな記憶によれば、小学校の校庭にバスが来て、そこから名古屋までバスで行ったのか、いや、奈良京都まで全部バスだったような気がする。小学生を電車に乗せるのは大変だからな。とにかく、二階建てバスだったことにみんな興奮した。

 

不思議なのは、二階建てバスに乗ったとき、自分のクラスしかいなかったということだ。それでクラスで一番悪っぽく威張っていた私のグループは、二階の一番後ろの席に陣取ったのを覚えているが、座席にかなり余裕があった。他のクラスはどうしたのか?

 

もしかすると、我々のクラスだけバスが遅れて最後まで待たされ、その分ご褒美で二階建てバスだった(それしかなかった)のかもしれない。これまたはっきり覚えているのは、マセたグループにいた私は下ろしたての青紫っぽい色の半袖開襟シャツに白いズボンで、前髪はムースで固め、洗面所にあった父のオーデコロンを整髪料だと思って頭に振りかけて行ったことだ。

 

あの頃の希望に溢れたピュアな自分から考えると、今はしけた顔の悲しいおっさんになったことよ。考えるだけで目に涙がにじむ。

 

閑話休題。まずランニングのはじめは、お土産屋の並ぶ三条通り方面へ。

 

 

事前に地図を見ていたとき、首斬り地蔵あたりまで行って山を抜けて帰ってきても、大した距離ではないな(20km以内か?)、と思ったのだが、おそらく勾配はそれなりにあるだろうし、早朝でちょっと不気味なところは走りたくなかったので、山には行かず奈良公園周辺で10kmぐらい走ることに決めていた。

 

通りを抜けると、なんだか見たことのあるような池が。

 

 

昔絵本で読んだ、置いてけ堀みたいだなあ。てゆうか、小さい頃夢にも出てきたな。

 

ここはさらに見覚えがある。

 

もしかして、小学校の修学旅行の時ここに泊まったのではなかったか。今となっては京都に泊まったのか奈良に泊まったのか、記憶が定かではないが、日程からして何泊かしているはずだから、1日はここに泊まったのかもしれない。しかし、小学生のときに見た旅館は、もっと大きく見えたが・・・

 

 

ぐるっと池を回って、五重の塔が見えるのでそちらに行ってみた。

 

 

法隆寺

 

 

ではなくて、興福寺の五十塔である。

 

 

 

 

脇から境内に入って門から出るという罰当たりな通りかたをして、さて、どちらに向かうか。

 

とりあえずもう少し山の方に向かっていくことにする。

 

なんか車が止まっているな、と思ったら、向こうから鹿の一群がやってくるのが見える。

 

 

特に人間様には目もくれず。

 

 

大移動。

 

 

意図を持って近づくと、少し身構える。

 

 

こういうところに登ってしまうのが、やっぱりカモシカやヤギに習性が近いのかなあ。