Papa was a charan poran

Poetic running and something

曇りの週末、心はブダペストへ

9月1日(土) 曇り時々雨

15時頃出走。走り出した時、ポツポツと雨粒が顔に当たって、シャワーになるかと期待したのだが、終始ポツポツのままであった。

 

気温も少し下がって、走り始めは涼しいと思ったのだが、イヤホンから流れてきた曲はHanoi RocksのMalibu beach nightmare。

 


Hanoi Rocks Malibu Beach Nightmare Japan TV 1984

 

ZIGGYではありません。・・・て若い人はそれも知らんか。

 

どうでもいいが暑苦しい!!今日はそういう気分じゃない!!

 

少し風がやむと、湿気でもう暑い、苦しい。でも昨日までのうだるような暑さと比べると、随分楽だ。

 

というわけで、湿気に弱い野川沿いから、足は多摩川へと向かった。

 

鶴川街道を下って、多摩川原橋から多摩川の左岸(風の道)へ。因みに「たまがわらばし」と読む、ということは最近知った。「たまがわげんばし」かと思っていたw

 

雨が降りそうだからか、今日はサイクリストが少ない。

 

多摩川を走って困るのは、給水できる場所が少ないこと。マイナーな右岸のほうは、公園とかがあって水飲み場も幾つかあるのだが、左岸は延々水飲み場がない東京砂漠が続く。あと、どこで引き返すかというキッカケがなかなかつかめない。

 

今日は、水を持たずに出てきたので、多摩川に入った頃から喉が乾いて、たまたま財布に小銭がなかったため、小銭ももってこなかった。頼みの綱はSuica対応の自販機だけ。

 

結局、是政橋まで行くまえに、マンション近くのトイレに入り、そこからは引き返して住宅街に入り、やっとこさSuica対応の自販機を見つけてポカリを買った頃にはもうバテバテになって歩いた。

 

 

 

9月2日(日) 曇り

今日は昨日より涼しい。

 

マンネリズム打開のため、今日は昨日と反対周りのルートで、途中で稲城の城山公園に寄ってみることにした。

 

府中競艇場の駅の高架を通って、多摩川へ。

このあたりから土手に上がる。今日もサイクリストは少なめ。

 

左岸を遡ると、ほどなくして是政橋へ。

 

今日の多摩川。是政橋から川下を眺める。雨上がりのためか、流れが早いように見える。

 

目指す城山公園は、地図でしか見たことないが、あの山かな?

 

是政橋を渡りきって、南多摩駅の脇を通ると、丘に向かって上り坂になる。

 

坂の左手には、今まで知らなかったが、スーパー銭湯風の温泉がある。あれ?橋を渡って丘のふもとに温泉って、なんかブダペストのゲッレールトの丘を彷彿とさせるな・・・

 

と、このとき思ったのだが、不思議や不思議。この既視感。

 

温泉の前を通り、右手には稲城市中央図書館。

 

信号のある横断歩道で渡り損ねて、どこから公園に入るか、と思いながら、左側を走っていると(結構な坂道で良いトレーニングになる)、陸橋があるのでそこから右手の公園へ。

 

橋の上から見た南多摩駅方面。

 

橋を渡るともう山に入って、どっちに進めば頂上に向かうのかわからないが、適当に左手の道を行く。

 

ちょっと分かりにくいが「七の丸」とかにこんな感じの建築物とかがあって、ますますゲッレールトの丘に似ていると思ったのだ。

 

単に私がそれしか知らないだけで、ヨーロッパの城山はみんなそんなもんかもしれないが、ハンガリーのゲッレールトの丘の隣にも城山(王宮の丘)があって、山上には国立図書館があり、このふもとに温泉と図書館を配置した稲城の城山公園は、それをかなり意識したに違いない、と勝手に確信を抱いた次第。

 

 

更に道を行くと、木の生い茂る林道へ続く。写真では明るく見えるが、人気がなく曇っているので少し薄暗くて、なんかよくわからない動物(鳥?)が草むらでガサガサ言ってビビった。

 

この先は少し急な坂になっていて、ここはトレイルランの練習にも適しているのではないかと思った。少し滑るけど。

 

そして頂上らしきところにつくと、そこにはこんな塔が。

 

五の丸にあるファインタワーというらしい展望塔。

 

入り口に管理人らしき愛想のよいおじさんが座っていて、挨拶してくれたので少し話をした。府中から走ってきたと言ったら、今日は府中から来る人が多いんだとか。川を渡るとすぐだもんね。さながら、こっちがブダで、府中がペシュトといったところか。

 

 

展望塔のてっぺんからの眺め。南側。

 

東側。

 

北東側。方向音痴なので、もはやどっちがどっちだか。川はどこだ。

 

見下ろすと、結構高い。足がすくむ。この階段を降りると、南側に出られる。

 

麓からタワーのほうを見るとこうなっている。象はちょっとアジア風だけど、もう私には王宮の丘にしか見えない。

 

こちらはブダペストの王宮の丘のケーブルカー。

 

なかなか新鮮な寄り道であった。是政橋をまた渡って、多摩川ランに復帰。多摩川ドナウ川に見えた。というか、是政橋ももう少し飾り気がほしいところだ。ライオンの像を置くとか。

 

例によって、どこまで走ればいいのかわからなくなる多摩川多摩川原橋まで下って来て、ここから鶴川街道を野川まで上るのはちょっとしんどいので、ここで引き返して競艇場付近で少し休憩し、もと来た道を帰宅した。

 

 

 

あとでわかったのだが、多摩川ドナウ川は友好河川になっているらしい。しかし稲城の城山公園とブダペストの丘との関係はわからなかった。府中市はウィーンのヘルナルス区と友好都市だが、ヘルナルスはドナウ川に接していない。どうも関係はなさそうだ。他人の空似か。■