Papa was a charan poran

Poetic running and something

定期健診、帰宅ラン決行

9月25日(月) 晴れ時々曇り

 

今日は会議の日だ。それより、明日は健康診断だ。

 

いまどきの検便は、2日分も提出しないといけない。

 

(以下、汚い話です。ご注意ください)

 

去年もやったはずなのだが、どうやって採取するのか。

 

説明書では、洋式便座のときは、便器の前の方の水に浸かっていないところに盛って、そこから削り取れと指示している。去年も確かそうした記憶があるが、水につかっていない部分はそんなに広くない。

 

最近、便が固いときが多いので、ヘタをするとどんぐりのように転がってお池にはまってしまうかも知れない。チャンスは今日と明日しかない。1回でも失敗したらアウトだ。

 

そこで、便意をもよおしてもすぐに出そうとせずに、朝の貴重な時間ではあるが、少し溜めておいて、できるだけ柔らかく出るように祈りつつ、トイレに向かう。すべて準備が整っているか確認し、深呼吸して、まず尿を出した後、便を落とす予定の場所に紙を敷く。やおら体を便座の前の方へとずらし、紙の上を狙って、ゆっくりと大腸の蛇口を開く。

 

結果は大成功であった。紙を敷いたお陰で、採取後は便器にこびりつかずにスムーズに流すことができた。

 

明日も採取しないといけない。相当なプレッシャーだ。お腹を壊して下したら採取できないし、固すぎて出血でもしたら、便潜血の反応が出てしまいかねない。

 

というわけで、会議中も頭の中は、検便のことばかり。

 

健診の前日は激しい運動をしたらいかんと書いてあったので、家に帰ってもおとなしく、玄米ご飯を大盛り食べた。

 

あとは検診まで何も食べられない。朝ご飯を食べないのに便が出るかどうか。

 

うまくいったら自分にご褒美を食わせることにしよう。

 

9月26日(火) 晴れ

 

今朝も検便はバッチグーであった。

 

しかし緊張は続く。血液検査があるのでカロリーのあるものを食べてはいけないのだが、うっかり何か食べてしまいそうで怖い。

 

 

ひたすら水で空腹を誤魔化す。肉が食いたい。ウナギが食いたい。ラーメン食いたい。

 

流れ作業の健康診断は、思いの外はやく終わった。1年でどんな変化がでるか、楽しみだ。

 

 

昨日は、何を血迷ったのか、ランシューとウェアを職場に持ってきて、おいてきたのだった。火曜日、走りたくなるかも知れないという予感がして。

 

一旦は断念した帰宅ランだったが、やっぱり1回やっておかないと、踏ん切りがつかない。

 

あまり深く考えずに、靴だけ履き替えて走ってみて、楽しいかどうか確かめよう。

 

中央線。不快な通勤電車。

 

外で出会う日本人はみな良い人なのに、電車の中ではなぜみんな欲望丸出しなのか。われ先に椅子を奪い合い、ちょっと当たったりしただけで敵意をむき出しにし、おじさんたちは臆面もなく隣の女性のスマホをのぞき見したりしている。

 

子どもが横入りしてマナーが悪いとか言う人がいるが、あれ全部大人の真似だかんね。

 

もう阿佐ヶ谷で降りたくなった。いかんいかん。遠すぎる。

 

今日はお試しだから、何の新鮮味もない武蔵境で降りて、走ること自体が楽しいのかを見極めなくては。

 

しかし耐えきれず三鷹で下車。一応ウェアは持っていたが、駅のトイレで着替えるのは何か汚らしいので、駅から出て靴だけ履き替え、走ることにした。今の季節、まだ暑いので、どのみちシャツもズボンも毎日洗う。どうせなら洗濯物は少ない方がいい。

 

走り出して最初に感じたのは、やはり体が重いということ。後で重さを計ったら、今日のリュックは5.1kgだった。

 

左足の甲が何か言っている。

 

「ストレッチぐらいせえ」

 

左膝もちょっと負担がかかっているような感じがある。

 

本当の理想は改札を出たらそのまま走り出すことで、靴を履き替えるだけでもまどろっこしいので紐の締め方も適当、ストレッチも準備運動もなし。これは真冬だったら怪我するかも知れない。

 

今使っているリュックは、ウェストベルトがないもの。荷物が揺れないよう、ショルダーベルトをめいっぱい短くして、チェストベルトを締める。息苦しい。チェストベルトを目一杯下に下げると、揺れもかなり抑えられるが、なんとなく姿勢がおかしい気がする。リュックを背負っているので、前傾になっている気もするが、骨盤は後傾になっていないか?

 

腕は振ることができるのだが、体をひねると荷物が揺れてしまうので、腕と足が連動しない感じも気持ち悪い。

 

リュックを背負っているときは、俺はマカウじゃなくて飯野航だ、と自分に言い聞かせて、飯野選手を思い浮かべながら、できるだけ体をまっすぐにして走る。

 

少し走ると、汗が出て、タオルを持たなかったことを後悔した。左肩も痛くなってきた。荷物の中身が偏っているのか、姿勢がおかしいのか。やはり上半身だけでもほぐしてから走るべきなのか?

 

コースについては、三鷹から走ったことはないが、方向さえ合っていれば適当な道を走っても人見街道東八道路に行き着く。自宅までは6kmぐらいのコースだが、意外と単調で長い。暗い。

 

人見街道を通ってハケの坂を下る。野川を渡ったとき、いつも昼間に走る野川沿いの道が見えたが、真っ暗だ。あれは走れんわ。

 

そこからの人見街道がまた単調で歩道が狭いのだが、なんとか多磨駅に着いた。踏切までが約33分だった。

 

 

 

まず、家に帰ったときの状態は、

半袖Yシャツ:襟、腋、背中、胸が汗でびっしょり

スラックス:内側が蒸れ蒸れ

下着:汗でほぼ全部濡れている状態

リュックの背中が当たる部分もびっしょりで、内部までは濡れていなかったが、すこし湿気が入ってきている気もする。。これは紙の書類やノートPCには良くない。

 

リュックのダメージを考えると、背中にはタオルを挟んだ方が良さそうだ。見た目は数倍ダサくなるが。

 

もし帰宅ランを続けるとすれば、他にも課題は沢山ある。

  1. シューズは鞄に入れると重いので、いっそのことランシューで通勤する。職業柄、服装の規定はないので靴は何でも良いのだが、服装を靴に合わせてシフトさせる必要がある。
  2. エストベルトのあるリュックに替える。
  3. 荷物をなるべく軽くする。

などなど。

 

いまのところ、そこまでして帰宅ランをしたいかと自分に問うてみても、なんとも言えない。そんなに楽しいというわけでもなかったし。